A3思考術とは?
トヨタで実践されている問題解決術
A3思考術とは?
トヨタで実践されている問題解決術
A3一枚で、しっかり成果を出す「A3思考術」
トヨタでは、“紙1枚に落とし込むこと”を徹底して実践しています。
A3用紙1枚の中には、テーマを明確にして、現地現物をしっかり確認して、 本質の問題が見極めて、具体的な目標設定し、積極的に行動しています。この問題解決やプロジェクトマネジメントをしっかり数値効果を出しなが ら、生産性の高い働き方改革を実施することができます。
「A3思考術」は、8ステップで磨かれると定義しています。
この8つのス テージを確実に進めることで「A3思考術」を体得し、生産性の向上を図ります。実際の作業現場で起きている実例を取り上げて、 生産性の向上と成果を数値化し、横展を図ることで自然とカイゼン思考が継続的にできるようになります。
トヨタ流「A3思考術」8つのポイント
トヨタ流「A3思考術」は以下の8つのポイント(ステップ)で構築していきます。
ポイント1:テーマ
誰が見ても分かる数値目標と具体的なゴールを設定します。
ポイント2:テーマ設定の背景
テーマを設定した目的・必要性の背景と理由を明記し、共有します。
ポイント3:現状把握
経緯やありのままの現状を洗い出し、今の問題や不具合を明確にします。
ポイント4:要因解析の設定
現状把握した問題点の要因を、「5つのなぜ」で掘り下げて、本質を発見し、分析していきます。
ポイント5:目標の設定
目標を達成するための計画を5W2Hで設計士、適材適所で役割分担し、逆算して計画していきます。
ポイント6:対策と実施
計画した内容を実践し、上司などに中間報告をしながら、軌道修正し、目標達成の精度を上げていきます。
ポイント7:実施結果と横展
実施する前と対策後を比較して効果のあったものを標準化し、関係部署に横展して、業務のチェックリストに落とし込みます。
ポイント8:反省と今後の課題
実施・展開した過程の検証を行い、更なる課題展を発見し、次のカイゼンのテーマとします。
A3文書の中に問題解決の手順が盛り込まれている
できる人はなぜ、「A3」で考えるのか?
– 目 次 –
序章 なぜ、「A3報告書」で思考が磨かれるのか?
トヨタの報告書はなぜ「A3」なのか
「A3報告書」で身につく「A3思考」とは?
報告書に沿って進めるだけで、問題はすべて解決できる
1章 「A3報告書」とは何か?
「A3報告書」の作り方
(1)テーマ設定
(2)現状を明確に把握する
(3)目標の設定
(4)要因解析
(5)対策
(6)実施と報告
(7)結果とプロセスの要因を明確にする
(8)好評なものは標準化、改善を次回へ
2章 <A3思考 初級編>
●「何を求められているか」を理解する
●「段取り力」を身につける
3章 <A3思考 中級編>
●「情報収集力」を高める
●アイデアを形にする
●チームの実行力を高める
4章 <A3思考 上級編>
●チームが自立できるようにする
●メンバーの力を引き出す
「A3思考術研修」が他社の研修と異なる12のポイント
1. 階層別教育であること・・・組織として会社が戻る人材育成教育。それぞれ組織のマネージャーなどの幹部職や管理職が対象になる階層別教育を行います。
2. オンラインミックス講座であること・・・初回のみ集合教育を行い、その後はグループごとにZoomなどでオンラインで約4時間ずつ実施します。
3. 「A3思考術研修」は、エフェクトオリジナルなものであること・・・「A3思考術」の8ステップの内容はトヨタ流の思考術をふんだんに取り入れています。プログラムを通じて、トヨタ流の考え方=デザイン思考が自然にできるようになります。
4. 実践的コンサル型研修であること・・・「A3思考術研修」の特徴として、ただノウハウを学ぶのではなく、実際に社内で起こっている課題に対して実践していく、コンサル型研修です。
5. 組織、チーム内の連携が密になること・・・1チーム5名ほどの編成で、思考や他部署のメンバーなどでチームを組むことで、マネージャーを同士の横のつながりが密になる。
6. 具体的なカイゼン策を提示できること・・・年末に役員の前で活動報告する事でトップ層に対して現場の声、カイゼン案を届けることができます。
7. 研修結果を費用対効果数値で把握できること・・・「A3思考術研修」で実践したカイゼン前と後での数値効果測定を行い、相対評価ではなく、費用対効果数値で成果を判断します。
8. 研修後のフィードバックで次につなげること・・・発表後に各グループごとにフィードバックの時間を作り、できなかったところ、あと何が必要なのか次年度にむけて横展を図ります。
9. 研修後、人事部(担当)と確認を取ること・・・毎回の研修後に人事部(担当)との確認時間を設け、参加メンバーの反応や期待することなどを取り入れ、軌道修正しながら研修設計を行います。
10. 他社の階層別集合研修との違いがあること・・・他社の研修会社が実施している階層別集合教育との違いがあります。
階層別教育のデメリットとして挙げられているのは・・・
会社のニーズとマッチしていない、社に戻ってきて落とし込めない
⇒A3思考術研修で行うと、会社のニーズは人事などと事前、毎回、事後とすり合わせしながら進めるのでニーズに合わせて実施 マッチするテーマを設定するのが難しい(マネージャー論など一般的なものが多い)
⇒実際に起きている問題を一緒に行うのでプロジェクトをコンサル的な研修にしているのでアウトプットが各自に出る
11.人事部(研修担当)と研修について打ち合わせをすること・・・ 人事部(研修担当)との打ち合わせによって、会社が求めるマネージャー層が明確になり、人事基準ができるようになります。
12. 将来のカイゼンリーダーの育成を図れること・・・この研修プログラムを通じて、将来的に社内のカイゼンリーダー、社内講師育成の展開を図ることが可能になります。
これまでの研修プログラムを体験された方の声
資料作成のカイゼン効果75%減 126万円/年間削減
補充方法のカイゼンで、432時間/年・86万円/年削減効果を実現
在庫が減り、92万円/年 横展で 460万円/年削減効果
入力作業効率で 28.5万円/年 横展で 943万円/年削減効果
- 問題の本質を発見する「なぜ」は本音が見えてどっきりしました。(33歳女性)
- なぜなぜ分析で「人依存」でなく、チームの仕組みにしたいと思います。(40歳男性)
- 工場のPDCAが、総務で大きな効果がでたのは驚きです。(28歳男性)
- 現状把握の基本が大切と痛感しました。(26歳女性)
- 俯瞰する視点を持つことで、継続的なカイゼンの仕掛けができました。(45歳管理職)
- A3思考で仕事をすることでコミュニケーションが活性がされました。(37歳リーダー)
- A3思考で行動することで、先読みのリスクマネジメントができるようになりました。(42歳男性)
- 優先順位が明確になり、進化しつづけながら結果を出せるようになりました。(37歳男性)