業務改善する前に
エフェクト石井です。
今週は極寒ですね。
立春なのに寒いですね。
とはよく言う言葉でありますが、
今週末までは交通機関への影響が多くなります。
延期、オンラインへの変更、中止をお勧めします。
今週のテーマは、「業務改善する前に」です。
最近、DX戦略について、
AI化を導入したいとのご相談も増えています。
その根底には、
人手不足、そして生産性向上して業務の効率化を図りたい。
があります。
その中にエンゲージメントをアップさせたい
との両立に頭を悩ませていらっしゃいました。
業務改善を進めるときにお伝えしているのが
「まず現状把握をしてみましょう」です。
しかし、この現状把握がクセものです。
先日、事務サポートをしているプロジェクトから、
どうしたら生産性が上がり、
エンゲージメントを向上させたい。
というご相談がありました。
まず、今ある仕事を洗い出して
優先順位をつけています。
とのご連絡。
ここまではいい感じです。
そこで、洗い出した後に
「一度見せていただくことは可能でしょうか」
とお伝えしました。
業務の見える化をして、洗い出しました。
といいますが、これを仕分けするだけでは
重複している業務を少し減らすことができても
業務改善には、なかなかつながりません。
なぜならば、
現状把握の状態は、
今までのやり方と価値観の仕事の見える化です。
つまり自己流、自社流になっているかもしれません。
やりすぎなこと、
不足していること、
重複していること、
個人のバラバラな判断基準であること、
そういうものが混在している可能性があります。
ですから、単なる重複している作業を洗い出すというだけではなく、
その作業を一つずつをグルーピングして
仕分けして仕事のレベルを確認をするということです。
その俯瞰する作業が必要です。
次に、仕事だけでなく実行する人のレベルの見える化です。
仕事のスキルレベルは評価基準と重なりますが、
単なる作業時間ではなく、
その仕事に対しての理解レベルはどうなのか。
どのレベルが求められていて、
現実はどのレベルの人が何人いるか、
点数化のように見えるかすることができれば
コンピテンシーにすることが可能です。
DX戦略していきたいので、まずデジタル化して
AIを活用して、業務改善したい。
そのためには、まず現状把握です。
そして、仕事のレベル分け、
仕事のスキルレベル分け
をみえる化してみましょう。
ジョブを明文化するだけでなく、
キャリアアップのために
コンピテンシー(能力・適性)を設定できれば
DXを進める一歩になります。
時間もかかるし、簡単ではありませんが
伴走役をしながら進めてまいりたいと思います。
業務改善をする前にぜひ、本当の現状把握を
進めてみてくださいね。